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photo by 尾鷲陽介

国内外の様々な地域で被災地支援に取組んできた建築家・坂 茂氏が、2016年4月に起きた熊本地震への支援の一環として製作した「テーブル」。
地域の復興を願うとともに、このテーブルを通じて国産材活用の気運を盛り上げようと、この度、広く一般の方への販売を開始いたします。

「more treesの森」がある熊本県小国町の小国町森林組合と協力し、町の特産である小国杉を使って製作した「テーブル」は、紙管によって脚の長さを調整することができ、ローテーブルとしてだけでなくダイニングテーブルなどとしても使用することができます。

50台限定で販売される初回版は、坂氏とmore trees代表・坂本龍一のサイン入りプレート付きです。(イメージはこちら

品  名:テーブル
デザイン:坂 茂/Shigeru Ban(建築家)
素  材:小国杉(熊本県小国町)
サ イ ズ  :
《紙管なし》縦850mm × 横850mm × 高さ350mm
《紙管あり》縦850mm × 横850mm × 高さ720mm
価  格:68,000円 +tax

※送料無料
※商品は4月24日より順次発送開始予定

商品の売上の一部は、坂氏が代表を務めるNPOボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)の活動と、more treesの森づくり活動に寄付されます。

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坂 茂氏×more trees 被災地支援のはじまり

宮城県女川町の仮設住宅に設置された木のテーブル

「LOUIS VUITTON FOREST by more trees,
SHIGERU BAN ARCHITECTS」の刻印入り

2011年3月に発生した東日本大震災の際、これまでmore treesとともに国内の森づくりを進めてきたLouis Vuittonのご支援により、東北地方を産地とするスギ材を使ったテーブルの製作を行い、宮城県女川町をはじめ被災地の仮設住宅へ配布しました。
この時、Louis Vuittonのお声かけによりデザインを手がけていただくことになったのが、長年にわたり災害支援プロジェクトに数多く携わってきた坂 茂氏でした。被災地での様々な利用シーンを考慮したことで、紙管を使って脚の長さを調整できる機能性に優れたテーブルが完成しました。

 

熊本地震の発生と小国杉を使った新たな取組み

熊本地震の避難所を訪問する坂 茂氏

東日本大震災から5年の月日が流れた2016年4月、熊本の地を震度7の大地震が襲いました。
被災地の仮設住宅への支援として、坂氏は再び地域産材を使ったテーブルの製作を企画。「more treesの森」がある熊本県小国町のスギ材で作ったテーブルは、坂氏が設計を手掛けた熊本県御船町の木造仮設住宅へ配布されました。
仮設住宅で暮らす方へ木のぬくもりを届けると同時に、震災からの復興に向け地域を盛り上げる一助となっています。

 

坂 茂氏のこれまでの活動

坂 茂氏

熊本の避難所に設置された紙管と布の間仕切り

 

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大分県立美術館(OPAM)

Christchurch Cardboard Cathedral, New Zealand

坂 茂/Ban Shigeru(建築家)
1957年東京生まれ。
84年クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)を卒業。82‐83年、磯崎新アトリエに勤務。85年、坂茂建築設計を設立。
95年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、同時に災害支援活動団体 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN)設立し、国内外の大規模災害の避難所や仮設住宅において住環境の改善に取組む。熊本地震においては、紙管を利用した約2000ユニットの間仕切りを各地の避難所へ設置したほか、仮設住宅へ県産材を活用したテーブルの無償提供を行った。
主な作品に、「ニコラス・G・ハイエック・センター」、「ポンピドー・センター・メス」、「大分県立美術館」などがある。
これまでに、日本建築学会賞作品部門(2009)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、プリツカー建築賞(2014)、JIA日本建築大賞(2015)など数々の賞を受賞。
2001年から2008年まで、慶応義塾大学環境情報学部教授。ハーバード大学GSD客員教授、コーネル大学客員教授を務め2011年より京都造形芸術大学教授、2015年より慶応義塾大学環境情報学部特別招聘教授に着任。

 

小国杉の魅力と地元の職人の手仕事

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熊本県小国町の「more treesの森」

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小国町に工房を構える家具職人の吉野さん

「more treesの森」のある熊本県小国町では、江戸時代、細川藩が各戸に杉の苗を配布したことから発し、250年前から何世代にもわたって小国杉を育ててきました。現在は町の特産として小国杉の生産・活用に力を入れるとともに、地元の職人によって製材・加工することで雇用の創出や地域活性にも努めています。

more treesの「テーブル」はこうした良質な小国杉の無垢材を使い、小国町に工房を構える職人の手で作られています。ひとつひとつ丁寧に作られたテーブルは、ただの家具としてだけでなく、使う人に寄り添い、手作りの温かさが感じられる製品に仕上がりました。

 

様々なシーンでご活用いただけます

紙管なし(高さ350mm)

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紙管あり(高さ720mm)

 

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熊本県御船町の仮設住宅に設置された木のテーブル

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紙管で高さを調整すれば、ダイニングテーブルにも

もともとの脚の長さはローテーブルの仕様ですが、軽くて丈夫な紙管を脚として組み合わせることで、ダイニングにもピッタリな高さのテーブルになります。利用目的やシーンに合わせて幅広い用途でお使いいただくことができ、様々な生活スタイルでご活用いただける優れたアイテムです。

 

お手元に届いたら、まずはじめに

小国杉の無垢材を使用したテーブルは、お手元に届くとまずその豊かな香りと優しい手触りを楽しんでいたくことができます。
一方で無垢材は生きている素材であり、またスギ材は傷付きやすい側面もあるため、長くご愛用いただくためにまずはじめにご自身で表面の塗装を行ってください。

塗料の種類は、大きく分けて2つのタイプに分けられます。それぞれの特徴を踏まえ、お好みの方法で仕上げてください。

■ウレタン塗料(一般塗料)
表面にウレタンの塗膜を形成し、保護膜となって耐摩耗性を保ちます。
キズや汚れが付きにくく、毎日のお手入れが簡単で、メンテナンスのための手間を軽減します。

■オイル系自然塗料(亜麻仁油、えごま油、リボス自然健康塗料等)
植物油を主成分とした浸透性の塗料で、表面に塗膜を作らないため、木目の美しさやしっとりした質感がそのまま表現されます。
一般塗料と比べてキズや汚れが付きやすいため、メンテナンスに労力を必要とします。

ご自身で手をかけることでテーブルへの愛着が増すだけでなく、丁寧なお手入れによってより一層長くご使用いただけます。木の経年変化も楽しみながら、自分だけのテーブルを育ててください。

 

50台限定!初回版スペシャルプレート

初回版プレート(※写真はイメージです)

50台限定で販売される初回版は、坂氏とmore trees代表の坂本龍一のサイン入りスペシャルプレート付きです。またプレートにはエディションナンバーも入り、同じものは二つと存在しません。
この世にたった一つ、あなただけの特別な「テーブル」をお届けします。

※通常版の「テーブル」には、サインなしタイプのプレートが付きます。

 

≪お問合せはこちら≫
株式会社more trees design
info@more-trees-design.jp
03-5770-3969

 

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